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【映画感想】スターウォーズ:最後のジェダイ【ネタバレ有り】

■総評(GOOD)

ライアン・ジョンソン監督独特の雰囲気、映像美が素晴らしい

・山場シーンの盛り上がりっぷりが凄い

 

■総評(BAD)

・序盤~中盤が退屈

・新キャラに魅力がない

・編集が雑に感じる

 

 

 

 

良い所と悪い所がハッキリと別れる作品

中々に評価の難しい映画だった。

テンションの上がるシーンは最高に良いし、

退屈なシーンは二度と見ようと思わないくらいにどうでもよい。

 

レイとカイロ・レンの共闘、ラストのルーク登場からのレンとの決闘、

あたりの盛り上がり方は本当に素晴らしかった。

霊体ヨーダが偉そうにルークを指導するシーンもニヤニヤしっぱなしだった。

 

逆に、フィンとローズが絡むシーンは凄くつまらない。

カジノに行く辺りはあまりにも退屈だし、

ローズがスピーダーの体当たりでフィンを助けたシーンは

「はぁぁぁぁ!?余計なことしてんじゃねーよブスが!!」と思ってしまった。

 

いや、ブスという言葉は使いたくないが、

ローズ役の女優はどうひいき目に見ても不細工だし、

余計な事ばっかりするのでフラストレーションばかり溜まって、

あのシーンでその不満が大爆発してしまった。

 

そして、本作においてフィンはそもそも存在の必要性がなく、

どう動かしていいか分からず持て余しているように感じた。

 

ジャージャービンクスという無かった事にされたキャラも過去に居た訳だし、

フィンも思い切ってリストラ状態にして、

レイ、カイロ・レン、ルークの3人の描写に集中すべきだったと思う。

 

いや、でも、出落ち担当ファズマさんとフィンの対決は面白かったので、

やっぱりカジノ潜入あたりをばっさりカットすべきだっただろうか。

 

それと艦隊決戦の描写がガバガバなのはシリーズお約束だが、

最後のワープ特攻は流石に「最初からやっとけよ」としか思えず萎えた。

 

ライアン・ジョンソン監督の作家性

前作フォースの覚醒はJ・Jエイブラムスらしさを感じない、

良くも悪くも無難な作りの映画だった。

 

が、今回は監督の作家性が良く出ていると感じた。

映像自体が独特の雰囲気で、

特に赤い土煙を上げて疾走するスピーダーが美しかった。

 

同監督作品の「ルーパー」でもそうだったが、

会話主導の地味めなシーンが続いてジワジワと溜めを作り、

一気に爆発させるような爽快感が得られるのも良い。

 

ただ、独特な作家性と、スターウォーズでやるべき事がまとまりきらず、

152分という上映時間は長過ぎるように感じた。

 

長い上に無駄なシーンが多く、

「えっ、そこを描かないの?」という不満も有り、編集はかなり雑だという印象。

特にレイとカイロ・レンの決闘後、

何の描写もなしに気づいたらレイがファルコンに乗っていたのは酷い。

 

肩透かしなのかどうか

レイの親は何者なのか?というのが前作からの大きな謎だった。

しかし、今作でレイの親は「名もなき一般人」であった事が判明した。

 

やはりこれは賛否両論のようで、肩透かしに感じた人も多いようだ。

 

ただ、個人的に、今回のシリーズの主人公はレイとカイロ・レンの2人であり、

「スカイウォーカー家」で有るカイロ・レンと、

「何者でもない」レイという違いを明確にしたのは良かったと思う。

 

それよりは、スノークが正体不明のまま殺されてしまったのが不満だ。

次回作で判明しなかったら、

とんでもないクソシリーズだと認定してしまうかもしれない。

 

楽しめたかどうか、で言えば非常に楽しめた作品であった。

が、同時に不満点も多かった。

 

しかし、良くも悪くも後で語りたくなるシーンが多く、

EP1~8の中でも際立った作品である事は間違いないように思う。

 

 

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