■総評
・多面的な要素を持った登場人物が魅力的
・先が読めず、絶えず変化する状況が見ていてスリリング
・笑えて感動できて、強烈な暴力描写もインパクト大
・音楽の使い方が印象的で素晴らしい
感想を書くのが非常に難しい映画
正直、総評で書いた以上の事を書けない作品である。
悪い意味でなく、何を書いてもネタバレになりそうで、
出来る限り予備知識無しで見た方が良いと思えるからだ。
派手なアクション以外は映画に必要な全てが揃っていると思えるほど、
様々な要素が詰め込まれている。
いや、数有るアクション映画よりも印象に残る暴力描写も存在するので、
とにかく本当に面白くて素晴らしく良い映画だった。
主演のフランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、
皆素晴らしかったけれど、
この作品のキーパーソンは……いや、やっぱりネタバレになるから書けない。
ともかく、オレンジジュースのシーンが最高でこの映画を象徴している。
ストーリー自体はシンプルなのに、ここまで多様な展開を描いているのが凄い。