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【映画感想】実写版 いぬやしき【ネタバレ無し】

■総評(GOOD)

・邦画史上最高と言えるSFアクションとCG

・キャスティングがハマっている

・色々カットされてはいるが、原作の要素をしっかり拾っている

 

総評(BAD)

・獅子神関連はやや描写不足で背景の薄さを感じる

・ラストは不満に思う人が多そう

 

 

アクション、CGのレベルが高い

レディ・プレイヤー1を観た直後でも遜色ないクオリティのCGで、

新宿バトルのアクションは迫力満点で創意工夫にも満ち溢れており、

これは映画館の大画面で見るべき!と思える出来であった。

 

ビルの壁面を駆け回るアクションは見応え抜群。

この辺りの描写はスパイダーマン:ホームカミングより楽しめた。

アメイジングスパイダーマンに比べるとかなり劣ってしまうが。)

 

佐藤信介監督はGANTZの実写映画も手がけており、

こちらも当時の邦画としてはクオリティが高く

「あともうちょっとCGが良ければ……」という感じだったが、

本作でCGを駆使した邦画のSF物も安心して見れるようになったな、という印象。

 

非常にアクションが良かっただけに、

予算の都合だろうが終盤にしか派手なアクションが無いのが凄く残念。

もっとこのキャラと世界観でアクションを見たい、と思ってしまった。

 

よくまとまったストーリー

2時間の映画に収めるために色々な要素がカットされてはいるが、

徐々にヒーローとして目覚めていく犬屋敷と、

悪堕ちしていく獅子神の対比はしっかり描けていたように思う。

 

ただし、獅子神関連の話は展開が急な箇所が目立ったのと、

原作とは大きく異なるラストは賛否両論だろう。

個人的には、原作よりもこの終わり方のほうが好きなのだが……。

 

キャスティングの見事さ

キャスティングも見事にハマっていて、

佐藤健の高校生役はもう無理が有ると思う以外は非常に良かった。

アクションが出来て、演技も上手くて、スタイルも良い佐藤健は本当に貴重な俳優だ。

 

犬屋敷に木梨は大柄すぎるんじゃないかと思っていたが、

しょぼくれた親父の雰囲気がよく出ていたし、

演技も違和感なく見れるレベルだったので満足。

 

そして個人的にしおんちゃん役の二階堂ふみが凄く良くて、

ゆるふわでちょっとトロい感じが凄く可愛かった。

原作でのイメージや教室での立ち位置の割に可愛すぎるんじゃないかとも思うが。

 

個人的に二階堂ふみが大好きなのだが、

キツめの性格をしたキャラクターを演じることが多いので、

今回の役は新たな魅力を見れて大満足。

 

偉大なる佐藤信介監督

この映画の感想とは直接関係ない話だが……。

 

多数の屍を積み重ねている邦画の漫画実写化の中で、

GANTZアイアムアヒーローいぬやしき

と着実に良作・名作を生み出している佐藤信介監督。

 

この夏にブリーチ実写化という最大級の爆弾を抱えているが、

この監督で駄目なら誰がやっても駄目だろうという諦めに近い期待を抱いているので、

ぜひともブリーチ実写化も成功させて欲しい所である。

 

ブリーチも結構グロい描写が多い漫画なので、

佐藤信介監督ならギリギリまで攻めた描写でブリーチファンを満足させてくれる、はず……!

 

 

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