椅子と椅子の間から観る

映画とかゲームとかの話

【映画感想】ハン・ソロ【ネタバレ無し】

ハン・ソロの感想に加えて、スターウォーズという世界についての考えも記載。

 

■GOOD

・見応えのあるアクション

・癖の有るキャラクターが多く見ていて楽しい

 

■BAD

・見終わった直後には忘れてそうな薄味なストーリー

・やや単調で2時間15分という上映時間が長く感じる

・薄暗いシーンばかりで見づらい

 

 

十分に楽しめる良作

日本での公開が遅かった本作は、既に「大コケ」している事が話題になっていた。

不安を感じつつ見に行ったが、しかし、十分に楽しめる良作であった。

 

スターウォーズらしい世界観を存分に楽しめるし、アクションも満載。

ハン・ソロを中心としたアウトローな登場人物ばかりで、

決して正義の心を持っているわけではない人達の攻防が面白かった。

 

ハン・ソロとチューバッカのコンビは勿論、

ランド・カルリジアンもユニークで良いキャラだったし、

ハン・ソロの師匠となるベケットはシリーズでも屈指の名キャラだったと思う。

 

ヒロインのキーラも中々見ないタイプで魅力的だったし、

(描写の薄さのせいで唐突な感じは否めなかったが)敵対する盗賊のリーダーも非常に格好良かった。

 

とは言え傑作ではない

しかしストーリーは非常に薄味であまり語るところはなく、

映像的にも「ここが良かったよね!」という箇所が無かったのも確か。

 

撮影途中で監督が交代した影響も有るのか、

何となくまとまりがなく、緊張感のないダラッとした印象を受けた。

2時間15分も有る割には内容が薄く、ちょっと見ていてだるさを感じた。

 

映像も妙に薄暗いシーンばかりで非常に見づらいのもつらかった。

 

キャラクター同士の関係性が楽しい作品だったので、

映画ではなく連続ドラマ形式の作品にして、

登場人物それぞれをもっと深く掘り下げたほうが良かったのでは、と感じた。

 

特に、盗賊のリーダーは、

中途半端にこの映画で出してしまったのが勿体無いと思うほどだ。

ハン・ソロよりもこっちを主人公にした方が面白かったのでは……。

 

スターウォーズという世界

ローグ・ワンは脇役達の物語という事でまだ新鮮味が有ったが、

ハン・ソロは正直に言って「食傷気味だなぁ」と感じた。

 

スターウォーズは良くも悪くも既に完成しきっており、

スピンオフでシリーズを広げていくのは難しいのではと思う。

 

例えばマーベル・シネマティック・ユニバース

ヒーロー一人一人が単独で独自の世界で活躍できるように作られているが、

スターウォーズはそういう世界観の広がりを持てるようなシリーズでは無いだろう。

 

スターウォーズ」という縛りのせいで、あまり自由に作れないように感じるのだ。

 

ハン・ソロは確かに面白かったが、わざわざ作る意味があったかは疑問だし、

作るにしてももっと小規模にして大ヒットを狙わない方向性が良かったように思える。

 

ローグ・ワン、ハン・ソロ、EP9と立て続けに監督の降板が発生しているのを見ても、

制作陣がスターウォーズという作品の扱いに四苦八苦しているのが見て取れる。

 

とりあえずEP9までは追いかけるが、その後の展開に関しては期待よりも不安が大きい。

 

 

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ