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【映画感想】実写版 BLEACH【ネタバレ無し】

■総評(GOOD)

・アクションに見応え有り

・配役がハマっている

(前評判の悪かったルキアもちゃんとルキアっぽさが出てて良い)

・原作のオサレバトルを再現している

 

■総評(BAD)

・中だるみが酷く、108分の上映時間が長く感じられた

・滑舌が悪く台詞が聞き取りづらい箇所が多い

・原作通りの間抜けなバトルは見る人によっては酷くつまらないと思われる

 

 

見応え抜群のアクション

アクション映画としてのクオリティが高く、これだけで「観に来て良かった」と思えた。

一部演出が悪いせいか動きがもっさりしている箇所も有ったが、

福士蒼汰「流石は元仮面ライダー俳優」と思わせる動きで格好良かった。

 

それだけでなく、ちゃんと黒崎一護に見えて、魅力的なキャラクターになっていた。

 

CGもハリウッド映画に慣れていても違和感なく見れるレベルで、

それなりの予算さえ有れば漫画原作の邦画ももう心配なく見れるな、と思える。

 

本作の監督である佐藤信介は「アイアムアヒーロー」「いぬやしき」に続いて、

実写の邦画のレベルを底上げしていると感じる。

 

まぁ、正直な所、「アイアムアヒーロー」「いぬやしき」に比べると、

本作はちょっと手を抜いて作ってるんじゃないかなと感じる荒さも有ったが、

それについては後述。

 

原作の再現度

これは、かなり良かったように思う。

全体的に配役がハマっていたのが大きかった。

原作からの髪型の変更で前評判の悪かったルキアも、しっかりルキアに見えた。

 

個人的に致命的に気になったのは、井上織姫の胸の存在感が足りなかったくらいだ。

(逆に、チャドの存在感はもっと薄くて良かったかも知れない。)

 

ちょっと演技が下手で滑舌が悪い人が多かったように思うが、

まぁ、雰囲気優先という事で十分に許容範囲内では有った。

 

また、個人的に良かったのが、

原作のオサレすぎて間抜けに見えるバトルをちゃんと再現していた事だ。

 

人によっては「手を抜きすぎだろ!ちゃんと戦えよ!」とイライラするだろうが、

しかし、それがブリーチなのだ。

相手を舐めて舐めて舐めまくってオサレに戦うのが原作通りなのだ。

 

済まぬ。

 

ただ、一護の霊圧の凄さを映像として全く表現できていないのは致命的な欠点だった。

シンプルな絵で凄まじい迫力を描く久保帯人の凄さを改めて思い知る事が出来た、

という意味では良かったが……。

 

ストーリーは散漫としていてイマイチ

108分とそれなりの長さが有る割に中身はほとんどなく、

その割に中だるみが酷くて話自体はかなり退屈だった。

 

専門用語が多く、やたら説明セリフばかりなのも見ていてキツい。

ルキアのファンシーな絵をちゃんと使っていたり、工夫も見られるが……。

 

まぁ、内容の薄さも原作通りと言えばそれまでなのだが、

そこは映画としてちゃんと面白くなるように構成して欲しかった。

 

何度も同じ回想シーンを入れてくるのも退屈さを増す要因だったと思う。

全体的に、「急いで作ったんだろうな」というのを感じさせる作品だった。

 

勝手な想像では有るが、

佐藤信介監督は「いぬやしき」とスケジュールが被っていて、

本作で本来の実力を発揮できなかったのではないだろうか?

 

同じ佐藤信介監督作品である「アイアムアヒーロー」「いぬやしき」と比べて、

明らかにまとまりがなく、雑な印象を受けてしまった。

 

良いシーンも多かっただけに、「惜しい」と感じてしまう。

とは言え、十分に映画館で見る価値がある映画であったと思う。

 

 

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