椅子と椅子の間から観る

映画の感想・解説やゲームの話

XboxのDolby Atmosアプリが凄い!!

XboxOneのDOLBY ATMOS for headphones」というアプリが凄い。

 

「普通のヘッドホンで擬似的にDOLBY ATMOSを再生してくれる」という、

それだけ聞くとちょっと胡散臭いアプリなのだが、

これを利用すると本当に立体的で臨場感溢れる音になって大感動。

 

あまりにも素晴らしいので、

一人でも多くの人が導入するきっかけになれば、と記事を作成。

 

※XboxSeriesX/S発売以降、そちらを検索してこの記事に辿り着く方が居るようです。

XboxSXを購入したらこの記事もアップデートしたいのですが、

2021/3現在品薄で手に入らないので、まだしばらくかかりそうです……。

 

→XboxSXを入手。基本的にXboxOneとSS/SXで使い方は変わらないので、

この記事がそのまま参考になるかと思います。

(2023/1/29)

 

 

 

使用機材

■XboxOneX

f:id:kinnikutuu:20190113104634j:plain

→僕は4K対応の上位機種であるOneXを利用しているが、通常のOne(OneS)で可

 

AKG Q701

→元の音をそのまま素直に流してくれる名機

f:id:kinnikutuu:20190113102651j:plain

 

これだけである。シンプル!

 

今の所アンプを通さずに

XboxOneコントローラーのイヤホンジャックに直接挿しているのだが、

それでも全く違和感なく満足できる音で聞けている。

(ただ、やはりパワー不足かな?とは感じる。)

 

鑑賞作品

手持ちのソフトでは

・マッドマックス:怒りのデス・ロード

ジョン・ウィック

BLAME!

 

が対応していたのでそれらで確認。

 

(ちなみに、どれもUHD-BDではなく通常の2K-BDしか持っていないため、それで鑑賞している。)

 

誇張ではなく「元々面白かった映画が更に面白くなった!」と思えた。

 

ヘッドホン自体の性能の良さも有って音の粒立ちが非常に綺麗なのだが、

そこに立体的なサラウンド感が足されてとんでもない臨場感になる。

 

単純な音の迫力だけではなく、

破壊された車が砕け散る音、

砂の一粒一粒が落ちる音、

舞い散る水しぶきの音など、

細かい音も非常に綺麗に聞こえるようになって本当に凄い。

 

また、どの作品でもそうだが、台詞がしっかり聞き取れるのが印象的だった。

音の迫力が増して立体感も出ているのだが、台詞の音声が潰れておらず、

凄く綺麗に聞こえる。

 

ただ、これはフラットに音を出してくれるAKG Q701の特性も関係しているかもしれない。

 

以下、特に気に入ったシーン

 

■怒りのデス・ロード

f:id:kinnikutuu:20190113103933j:plain

砂嵐のシーンが終わった後、砂に埋れたマックスが起きがろうとするシーン。

マックスがわずかに動き、少しずつ砂粒が落ちていく際の微細な音がたまらなく良い。

 

ジョン・ウィック

f:id:kinnikutuu:20190113103944j:plain

本編ではなく、再生開始した時に流れるDolby Atmosのロゴの音!

当然ながらDolby Atmosの効果を遺憾なく発揮した音になっており、

思わずニヤけてしまう程の臨場感。

 

BLAME!

f:id:kinnikutuu:20190113103959j:plain

最初のアクションシーン全般。

スーツに装着した装備品がカチャカチャと鳴る音、

張り巡らされたパイプの上下に別れて追いかけっこする際の音の奥行き、

そして発射される重力子放射線射出装置のとんでもないパワー感。

 

音にこだわっているこの作品の凄さがギュッと詰まっている。

 

ゲームでの利用

勿論ゲームでも効果は抜群。

 

ギアーズ・オブ・ウォー4で飛行機やヘリととバイクが追いかけっこするシーンをプレイしたが、

低空を飛んでいくヘリの音、次々に投下される爆弾、飛び交う銃弾等、

凄まじい臨場感でゲームの楽しさが倍増!

 

ForzaHorizon4はDolby Atmosに対応しているのかどうか明確に分からなかったが、

唸るエンジン音、すれ違う車の音、障害物にぶつかった際の破壊音等、

音の良さが増すだけで没入感が格段に上がる。

 

なんと言えば良いのか、風の音が聞こえる、そんな感じである。

 

導入手順

導入は非常に簡単で、基本的には、

アプリをインストール→本体のサウンド設定を開く→

「ヘッドセットオーディオ」→「ヘッドセット形式」を Dolby Atmos for Headphones にするだけ。

 

HDMI または光デジタルオーディオヘッドセットを使用する」

という項目も有るが、

これはXboxOneのコントローラーに直接挿す場合にはオフにすれば良い模様。

 

この辺りは、既に詳細に解説してくれている方が居るので、

以下の記事等を参照すると良いだろう。

 

mapta2.sakura.ne.jp

smith-kun.blog.so-net.ne.jp

 

とにかくコスパが良い!

勿論、結局はヘッドホン利用なので、

ちゃんとスピーカーを組んだDolby Atmosには敵わないだろう。

 

ただ、今回利用した機材で言えば、

以下の通り全てを1から揃えたとしても5~6万円で用意できる。

 

・XboxOneS:3万5千円(僕はOneXなので5万程だが)

・ヘッドホン(AKG Q701):2万~3万円

DOLBY ATMOS for headphones:15ドル

(→1ヶ月間のお試し期間があるので、自分の環境で利用可能か確認できるのが良い)

 

オーディオ趣味としては破格の安さだろう。

これで(擬似的に)Dolby Atmosを体験できるのだから、コスパが良すぎて不安になるくらいだ。

 

 

何より、ヘッドホン利用なので周囲を気にせず使えるというのが最高の利点だ。

僕は現在アパート暮らしなので、ホームシアターセットを組んでいても、

そうそう大きな音を出せないというつらい現実を解消できる!

 

正直な所、

XboxOneはゲーム機としてみると日本では発売タイトルが少なく、

PS4やスイッチを買うのが無難であろう。

 

しかし、UHD-BDプレイヤー&DOLBY ATMOS for headphonesの為だけに買っても、

絶対に満足できると確信を持って言える!

(ただ、正直プレイヤーとしてはUIがイマイチで多少使いづらいという難点は有るが……。)

 

以上。

 

 


AKG Q701 ヘッドホン オープン型 グリーン Q701GRN 【国内正規品】


Xbox One X Forza Horizon 4/Forza Motorsport 7 同梱版 (CYV-00062)


Talon Media Remote XOne