■総評(GOOD)
・アンブレイカブル、スプリット、そして本作で終わるストーリーの綺麗さ
・リアルなヒーロー物としても、サスペンス物としても面白い
・シャマランらしく2転3転し先が読めず、かつ、張り巡らされた伏線の見事さ
・アベンジャーズ4の直前に公開された奇跡的なタイミングの良さ
・魅力的なキャラクター達
・ジェームズ・マカヴォイの迫真の演技
■総評(BAD)
・前2作をちゃんと鑑賞しておかないと全くついていけないと思われる
ここへ来てシャマランの最高傑作が生まれた!と思える程素晴らしい映画だった。
アンブレイカブル、スプリットの2つの話が合流し、新たな展開を見せる流れが最高に面白い。
シャマラン作品の集大成と言えるような作品だと思う。
スーパーパワーは本物なのか?
誰が正しく、誰が間違っているのか?
先の読めない緊張感の有る展開は一流のサスペンス、ミステリを見ているような面白さが有るし、
「デアデビル」のようなリアルなヒーロー物としても非常に完成度が高い。
そして魅力的なキャラクターたち。
ブルース・ウィリス演じるデヴィッド、
サミュエル・L・ジャクソンの演じるイライジャは勿論だが、
ジェームズ・マカヴォイの演じる多重人格者ケヴィンが本当に凄い。
前作「スプリット」でもマカヴォイの演じ分けが凄かったが、今回は更にパワーアップしていて、
ころころと凄まじい勢いで入れ替わる人格の表現が驚異的。
「アンブレイカブル」が公開されてから20年。
スーパーヒーロー物が世界を席巻し、
MCUシリーズに一区切りをつけるアベンジャーズ4の公開が迫る
このタイミングで本作が公開されたという、
これ以上ないタイミングの良さも本当に凄い。
いかにアンブレイカブルが先見の明の有る名作だったのか、改めて分かるというものだ。
ヒーロー物が好きな人は「アンブレイカブル」「スプリット」を見て、
本作を鑑賞するのをオススメ!