椅子と椅子の間から観る

映画の感想・解説やゲームの話

【映画感想】アクアマン【ネタバレ無し】

■総評(GOOD)

長回しを多用した独特のテンポのアクションが最高に面白い

・明るく爽快で豪快な雰囲気が気持ち良い

 

■総評(BAD)

・ストーリー展開に捻りがなさすぎて中盤でややダレる

・主人公のスーツがダサい

・敵の雑魚のスーツがダサい

・中ボスのスーツがダサい

・ボスのスーツがダサい

・とにかくスーツがとんでもなくダサい

 

 

ジャスティス・リーグを経て

ジャスティス・リーグはいったん無かった事にしよう。』

そういった割り切った判断が伝わってくる映画だった。

 

宣伝でも本編でも他シリーズとの関わりへの言及は避け、

作品の雰囲気も『明るく楽しいスーパーヒーロー映画!』であり、

こーいうのを見たかったんだよ!と思える出来だった。

 

なぜジャスティス・リーグの前にこれを出来なかったのか。

本当に悔やまれるところでは有るが、

失敗を経たからこそこの名作が生まれたと思えば、

必要な犠牲だったのだろう……。

 

ジャスティス・リーグ

アクアマンを含めスーパーマンバットマンが集合するスーパーヒーロー映画。

そこに至るまでの積み重ねが薄い事も有り、正直に言ってあまり面白くなかった。

 

見応え抜群のアクションシーン

オープニングの屋内での、

派手なカメラワークでの長回しによるアクションでまず度肝を抜かれた。

 

もうここで「観に来て良かった!」と思える程だ。

その後も目を見張る超絶アクションの連続で本当に楽しかった。

 

主人公と王女が敵と追いかけっこする辺りは、

本当にアクション映画史上で屈指の名シーンだと思う。

 

ただ、正直、海中でのバトルは大味すぎてイマイチ。

地上での戦いの方が圧倒的に面白かったのは、

作品のコンセプト的にどうだろう?とは思った。

 

ドラゴンボールマトリックスでも

空中戦になるとあまり面白くなくなってしまうあの現象、

どうにか解決策はないものだろうか?

 

ストーリーはやや退屈

ストーリーは良く言えば王道、悪く言えばやや退屈だった。

特に中盤あたりはダレてしまい、寝てしまいそうになった。

 

が、マン・オブ・スティール~バットマンvsスーパーマンジャスティス・リーグ辺りに比べれば、

シンプルに楽しめるという意味で良かったとも思う。

 

スーツがダサい

あとはとにかくスーツがダサい。致命的にダサい。圧倒的にダサい。

耐えきれないほどにダサい。

ダサかっこいいとかではなく、ただただダサい。

 

DCのシリーズはどれもそうなのだが、

一昔前のセンスのデザインをしているな、と感じる。

原作を意識したデザインという意味では良いのかも知れないが、

しかし、それにしてもダサすぎる……。