■総評(GOOD)
・明るく楽しいヒーロー映画
・家族ドラマとしても面白い
・ヴィランが魅力的
■総評(BAD)
・アクションシーンがイマイチ
・2時間12分は長すぎてダレる
アクアマンに続いて、「明るくて楽しいヒーロー映画」でとても良かった。
それでいて、ちゃんと家族ドラマもしっかり描かれており、人間模様も楽しめた。
ヴィラン側の背景もしっかり描いているのも素晴らしい。
世界観やキャラクターの多様性が広がり、今後のDC映画の展開が楽しみになる作品であった。
ただ、正直なところ、上映時間の長さの割には内容が薄かったと感じた。
終盤の展開はかなり胸が熱くなるのだが、
肝心のアクションシーンがガッカリな出来なので盛り上がりに欠けたのも残念。
正直な所、
「(他のヒーロー映画と比べて)あんまり予算かかってないんだろうな」と感じてしまった。
それと、やはり空中戦は鬼門なんだな、と思ってしまう。
16年前のマトリックス:レボリューションズの頃から進化が見られない。
アクアマンの水中戦も、水中と言いながら空中戦と同じような描写であり、
正直「地上での戦いのほうが面白かった」と感じた。
マーベル側でも空中戦は意図的に避けているように感じるので、
その辺りの演出の進化が有れば、ヒーロー映画の幅がより広がるだろうなあと思える。
と、ちょっと本筋とはそれてしまったものの、
ともかく、明るく楽しく見れる良い映画だった。
ヒーロー映画はオリジンストーリーを描かなくて済む2作目からが本番だと思っているので、
続編が非常に楽しみだ。