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Razer Barracuda X ヘッドセット[感想][レビュー][評価]

Razer Barracuda X ヘッドセットのレビューです。

以下、あくまで個人的な評価である事をご了承ください。

 

 

 

概要

PC、PlayStationNintendo SwitchAndroidでワイヤレス接続が可能な

マルチプラットフォームワイヤレスヘッドセット。

 

ワイヤレス USB-C ドングルを接続するだけで利用可能。

 

これらワイヤレスに対応していない機器でも、

USB-TypeAや3.5mm端子でも接続できるので、あらゆる機器で利用可能。

 

マルチプラットフォーム」の名に違わない利便性!

 

公式サイト:

www2.razer.com

 

使用感

ドングルを差し替えるだけで自動で出力元が切り替わるので便利。

使用中の遅延も全く感じない。

 

重量感もなく、

頭の大きい僕でも少し伸ばして利用すれば締めつけ感なし。

 

メガネを掛けた状態で利用しているが、

それでも眼鏡のつるによる圧迫感もないので快適。

 

個人差はあると思うが、

頭が大きくて帽子選びに超苦労する&メガネをかけている僕が快適に使えるので、

ほとんどの人で問題ないと思う。

 

ボタンも音量調整、一時停止・再生、次のトラックへ、前のトラックへ、

マイクのオン・オフなど一通りの機能は揃っている。

(耳元についているので位置を覚えないと使えないが、そこは慣れで解決するだろう。)

 

音質

値段なりの音質という感じで、特別に凄く良いわけでは無いが、

低音~高音までバランス良く一つ一つの音がクリアに聞こえるので、

ゲーム用には文句ない品質。

 

とりあえずスプラトゥーン2で試したところ、

音の定位に関しては、前後左右は結構しっかり把握できる。

上下に関しては流石にちょっと弱い感じがするが、必要十分であるという印象。

 

スプラトゥーンで多用される水の撥ねるような音や、

水に潜った音の反響音など、凄く綺麗に聞こえるので臨場感抜群。

 

以外だったのが、スイッチの「ハデス」で試した時の好印象。

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ハデスは上の画像のような、見下ろし型のローグライク2Dアクションで、

ヘッドホンの良し悪しはあまり関係ないと思っていた。

 

が、このゲーム、

大量の敵が出てきて操作キャラも多数のスキルを保持するようになると、

多数の音が同時に鳴る状態になる。

 

その時にこのヘッドセットでプレイしていると、

多数の音を一つ一つ聞き取れるようになるので、

何が起こっているのか判断しやすくなる効果も有った。

 

普段はサラウンドバーを使用してプレイしているが、

それでは聞き取れない細かい音をしっかり聞き取る事が出来た。

 

ゲーム以外の用途等

ただ、低音に関しては、ゲームでは良いバランスなものの、

映画や音楽を聞く時はもっと迫力が欲しいかな?と思った。

 

音楽を聞くとボーカルもちょっと音が潰れているというか、

丸くなりすぎているような印象。

 

製品の方向性からして当然だが、

あくまでゲーム用に調整されたヘッドセットだろう。

(とは言え、音のバランスは良いし、

映画や音楽用でも十分に使用に耐えうる品質だとは思う。)

 

※PS5の3Dオーディオに対応しているという事だが、

PS5を所持していないのでそれに関しては体験出来ていないのでレビュー出来ない。

 

 XboxOne & DolbyAtomsアプリ使用や、AKG Q701との比較

XboxDolby Atmosアプリについての記事はこちら。

XboxOneのDolby Atmosアプリが凄い!! - 椅子と椅子の間から観る

 

まず、僕が所持しているAKG Q701と比較した所、以下のような感想。

 

■Razer Barracuda

・ゲームで利用した時、音の安定感(と言うべきだろうか?)がしっかりしている

・ゲームではQ701より音をはっきり聞き取れる

(やはり、ゲーム用に色々チューニングしているのだろう)

・EDMやゲームミュージック等は良い感じに聞ける

・ボーカル入りの曲はボーカルがぼやけて聞こえる

(ゲーム用のチューニングがここでは欠点になっている?)

・映画用途には結構良さそう

・当然ながら、各種ボタン類や無線、マイクなど機能が圧倒的に豊富

 

■Q701

・音のクリア感や全体的なバランスが優れている

・音楽を聴く時は、間違いなくQ701の方が良い

・ゲームで利用すると音の定位や安定感で負ける印象

 

他の通常用途(?)のヘッドホンと比較した所、

やはり音質の面でもハッキリと「ゲーム用では優れているな」と思えた。

 

音のクリア感はQ701の方が上なのだが、

ゲームで使うとなるとBarracuda Xの方が音に立体感があり、

何より安定感と言うべきだろうか、とにかく音がしっかり聞こえる。

 

また、XboxDolby Atmosアプリを利用した時だが、

サラウンド感だけでなく、

Q701もBarracuda Xも全体的な音圧?低音?が強調される印象。

 

Q701の方がアプリの効果をより顕著に感じるかな、と思う。

これはBarracuda Xの方が、しっかり音に味付けしてある製品だからだろう。

やはりQ701はイコライザを駆使したり楽器演奏時に使ったりという用途の為、

良くも悪くも元の音を素直にそのまま伝えているんだなと再確認。

 

Barracuda Xは元々ゲーム用にしっかりチューニングされているため、

Dolby Atmosアプリ利用の有無で大きな変化は感じられないものの、

とは言えそもそもが音の安定感や定位がしっかりしている為、

Q701を使った時よりも臨場感が有るように感じられた。

 

音楽用では間違いなくQ701が良いが、

ゲーム、それと映画用にもBarracuda Xはかなり良いと思う。

 

マイク、総合評価

マイクに関してはまだ使用していないので、評価保留。

 

(マイクに関して追記)

XboxOneXでマイクを利用してプレイしたが、音質に関しては特に問題なさそうであった。

マイクを本体に差し込む際に特定の方向でないと入らないのがちょっと面倒。

ミュートボタンも位置さえ覚えれば便利に使える。

 

また、ニンテンドースイッチでApexをプレイし、

無線でマイクを使える事を確認。

 

その他、使い込むうちに気づいたことを、随時更新していくかもしれない。

 

総合評価としては、この値段でこの利便性の高さ、装着感の良さ、

音のバランスの良さ、音質等、かなりハイレベルという印象。

 

音楽や映画用としてはちょっと物足りなさを感じるかもしれないが、

ゲーム用としては素晴らしいと思う。

XboxDolby Atmosアプリを経由すると、映画用にもかなり良い。)

 

※PCで利用する際は専用アプリを購入する事で、

ゲームごとの最適なセッティングが出来たり、

7.1ch対応出来たりと格段に上のレベルで使用出来る模様。

が、そのアプリを購入するほどPCを利用しないので、現状ではそちらは未実施。