■総評(GOOD)
・1作目を正当に引き継いだ雰囲気
・続編物としてよく練られたストーリー
・終盤のちょっと笑える展開
■総評(GOOD)
・現代のホラー、スプラッター映画としてはやや物足りなさを感じ、人によっては退屈に感じるかも
正当、王道、素晴らしいホラー映画だった!
1作目のカーペンター独特の静謐な雰囲気を現代向けに再現しているのがまず最高。
その上で、2以降の話を潔くリセットしたストーリーも素晴らしい。
前作から40年、マイケル(ブギーマン)の再来に怯え、
異常なまでに神経質になっている前作主人公ローリー。
ローリーはマイケルにこだわる余り精神的に病んでおり娘と引き離され、
人生が滅茶苦茶になっている。
このストーリーラインがドラマとして非常に面白く、
「良く出来た続編」として見本になるような作りであった。
重要そうであったり全然関係ない登場人物が次々に死んでいくので、
誰が生き残るのかわからない緊張感も抜群。
そして最後の対決はちょっと笑える過剰な演出なのだが、
怖さと笑いがギリギリ紙一重で共存するのがホラー映画の真髄だと思っているので、
大満足できる作品だった。
日本公開が大幅に遅れて4月公開になったのだけが本当に残念。
ハッピーハロウィン!