■総評(GOOD)
・”もしスーパーマンが邪悪な子供だったら”をホラーで描いた発想
・両親の葛藤を描いた家族ドラマも面白い
・音楽のセンスが良い
・90分でコンパクトながら内容が詰まっている
■総評(BAD)
・地味といえば地味
・「恐怖の拡散者」とかいうクソダサい邦題
”もしスーパーマンが邪悪な子供だったら”……という発想は多くの人がすると思うが、
それを徹底的にホラー映画として描いていたのが凄く面白かった。
地味といえば地味な内容と展開だし、
低予算だなあというのが分かる作品では有るが、
演出の良さで十分に楽しめる良作。
良い意味で気を抜いて楽しめるB級ホラー映画。
とは言え安っぽいというわけではなく、
”邪悪なスーパーマン”に育った子に対する両親の葛藤、
家族ドラマは見ごたえが有って良かった。
登場人物にしっかり感情移入できるので、
ホラー要素をより楽しむことが出来た。
それと、あまり音楽が多く流れる映画ではないが、選曲のセンスが凄く良かった。
特にスタッフロールで流れるビリー・アイリッシュの「bad guy」は、
曲の雰囲気も歌詞も映画に合っていて素晴らしかった。
超能力を手に入れた少年達の葛藤を描いた名作『クロニクル』
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