とりあえずラスボスを倒し、
真エンディングを見てからの感想みたいなもの。
凄い。本当に面白い。
オープンワールド作品としては勿論、
今まで遊んだゲームの中で一番面白いかもしれない。
特に目新しい要素は無いものの、
一つ一つが非常に丁寧に作られていて、
他のゲームから頭一つ飛び抜けたクオリティになっている。
どのゲームとは言わないけど、
日本のメーカーが作るオープンワールド作品は、
開発途中で無理やり発売したような物が目立って辟易としていた。
そこにこの作品が現れて、やっぱり任天堂ってすげぇな!と感動。
色々書きたいけどネタバレになっちゃうのでちょっとだけ書くと、
・炎を出す武器を装備していれば、寒冷地で耐寒防具や耐寒効果の有るアイテムを使っていなくても大丈夫
・雷が落ちるタイミングに合わせて金属製の武器を敵に投げると、落ちてくる雷で敵を倒せる
といった細かい作りが大量に存在する。
プレイヤーの行動全てに反応があって、
「この世界で冒険している!」という感覚を存分に味わえる。
この作品はオープンワールドゲームの次元を一つ引き上げたと思う。
今後出るオープンワールドゲームは、確実に本作と比べられる事になるだろう。
回復アイテムや特殊効果の有る薬は自分で料理して作る、
というシステムも良い。
必要に応じてちゃんと準備して探索や戦闘を行う事になるので、
ただ何となくプレイしているだけでは全く進めない。
その辺に居る雑魚敵にすら結構苦戦してしまう。
その結果、
「今回のゼルダは自由過ぎて何をしていいか分からない」といった声も聞くけど、
答えは「自分の思うとおりに遊べば良い」のである。
探索の順序、敵の倒し方、ダンジョンの攻略方法等、
本当に十人十色で遊んでいる人の性格が如実に反映されるのが楽しい。
ストーリー要素はそんなに無いけど、
だからこそプレイヤーが行動した分思い入れが強くなるので、
真エンディングは本当に感慨深かった。
最初はあんま魅力ないなと思っていたゼルダ姫を大好きになっていた。
ただ、ボスが居るダンジョンはもうちょっと数が欲しかった。
強い武器や防具を手に入れても、それを活かす場所があんまり無いのが残念。
とは言え、それはまだまだこの世界で遊びたい!と思っているという証拠。
超名作である事には間違いない。