■総評(GOOD)
・エディとヴェノムのコンビ芸が楽しい
・流動的な触手を活かしたアクションが面白い
■総評(BAD)
・ヴェノム誕生までが長い
・ヴェノムの凶悪さがあまり感じられず、生ぬるい
ちょっと評価の難しい映画であった。
エディとヴェノムのコンビ芸が面白く続編に期待したくなる内容では有ったが、
この映画単品で考えると、正直に言って期待ハズレな感じは否めない。
総評でも述べたように、
「ヴェノム誕生までが長い」のと「ヴェノムの凶悪さが足りない」という2つが
悪い方に相乗効果をもたらしてしまっている。
全体的に薄味で、何となく始まって何となく終わってしまったという印象。
爽快感が足りないのだ。
ぶっちゃけて言えば、
どうしても近年の他のマーベル映画の出来栄えと比べてしまい、
物足りなさを感じるという相対的な感想になってしまう。
こう書くと「うわ凄い評価低いな」と思われそうだが、
とは言え結構楽しめたのも間違いない。
ヴェノム誕生までは思い切ってバッサリ短縮して、
アクションシーンを絡めつつエディ&ヴェノムの漫才をもっと入れれば、
独自性が出て文句なく楽しめたんじゃないかなあという所。
ヴェノムの凶悪さが感じられず生温かったのは、
まぁR指定なしの時点で予想していたので個人的には許容範囲内かなと。
デッドプールの思い切りが良すぎるのが異常なのだ。