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【映画感想】アリータ:バトルエンジェル(実写版 銃夢)【ネタバレ無し】

■総評(GOOD)

・原作への深い愛情を感じる見事な脚本

・凄まじいアクションシーン

・魅力的な世界観と映像美

 

■総評(BAD)

・原作で魅力的だった鉄臭い雰囲気が無いのはやや残念

 

 

凄い!素晴らしい!ファンタスティック!最高の映画だった!

なんでこの映画が本国では評論家レビュー低かったんだ?マジで理解できない。

観客レビューは高評価だから、評論家ってのはホントにアレだな、アレ!

 

原作の再現度

僕は原作漫画「銃夢」が大好きで、

この映画は期待半分不安半分…いや、期待2割不安7割位で見に行ったが、

今まで見た日本の漫画の実写化の中でブッチギリで最高だ!

と言えるくらいに面白かった。

 

原作の鉄臭い雰囲気とは若干違うものの、

ザレムに空を塞がれたクズ鉄町の混沌とした世界観の魅力はしっかり押さえている。

 

そして何より主人公のアリータ(原作ではガリィ)の魅力が完璧に再現されている。

あの独特な目の大きさは10分で慣れて、最後の方には非常に可愛く思えてくる

ように演出されているのが凄い。

 

ストーリー構成の巧みさと原作への愛

ストーリー構成も非常に上手い。

原作の展開をシャッフルしつつも、

続編を視野に入れた作り(ザパン編やモーターボール編も出来るよう)になっており、

原作に対する深い愛情と理解力を感じる事が出来た。

 

映像化する際に設定や展開を変えたせいで

「続編どうすんの……?」と思ってしまう事が多い。

 

しかしこの映画は、

「今回はココとココを拾う。」

「1本の映画にまとめる為に切り捨てた部分も後で使えるよう無理のない変更にする」

といった取捨選択が完璧。

 

イドとアリータの関係性に大きな変更が加えられているのは原作ファンからは賛否両論だと思うが、

1本の映画としてまとめて面白くする為に非常に上手く作用していたと思う。

その辺りの改変も相まって、ぶっちゃけ「原作よりも楽しめた」と言えるくらいだ。

 

原作では映画の内容が終わった所から本格的に面白くなってくるのだが、

その先にあるこの作品の魅力を上手にはめ込んできたなぁと感じる。

 

超絶アクション

そして、とにかくアクションが凄い。マジで凄い。本当に凄い。

これはもういくら説明しても意味がないので、ぜひとも劇場に足を運んで見て欲しい。

理想通りのモーターボールを実写で観れただけでも、この映画には価値が有る!

 

主人公が使う特殊な武術、

「機甲術(パンツァークンスト)」はストーリーの都合上最大限に発揮できていないが、

それでもその片鱗を感じさせ「原作のイメージ通りだ!」と思えたのも素晴らしい。

 

原作ファンは勿論、SFやアクションが好きな人には今すぐ映画館に行って欲しい!

そして興行面で成功してシリーズ化して、

スピンオフでカエルラの吸血鬼編までやって欲しい!!