■総評
文句なし、大満足!
怪獣好きなら絶対に観るべし!
■感想
ピーター・ジャクソン版のキングコングから12年ぶりの新しいキングコング。
ピーター・ジャクソン版も面白かった。
コングとレックスの激闘には胸が震えた。
でも、
・島に着くまでが長い
・「美女と野獣」の要素が大きなテーマなのでイマイチ爽快感が得られない
という点で、何度も見ようと思える作品ではなかった。
しかし本作は出来る限り余計な要素を削ぎ落とし、
「怪獣が暴れてりゃあそれで良いんだよ!観てて楽しいだろ!?」
という制作陣の割り切りっぷりを感じる素晴らしい作り。
ピーター・ジャクソン版はあくまで「キングコングのリメイク」だったけど、
本作はそれとは関係ない「怪獣映画としてのキングコング」なんだと思う。
そして、個人的に最高だったのが、
存在感が強すぎるサミュエル・L・ジャクソン。
キングコングという映画として観た時に、
サミュジャクの存在感の強さは邪魔にも思える。
でも、サミュジャク大好きな僕としてはこれ以上無い満足感!
マザファッカ職人サミュエル・L・ジャクソン渾身のマザファッカを聴けて最高に幸せでした。
あと、日本のとあるアイテムを使った謎の日本アゲなアクションシーンが有る!
(予備知識無しで観て欲しいので、ギリギリ言えてこれくらい。)
どうやら監督が日本のアニメやゲームが大好きらしいので、あのシーンが生まれたのだろう。
「キングコング関係なく、やってみたかっただけだろ!」
というのが伝わってくる名シーンであり珍シーン。
監督のジョーダン・ヴォート=ロバーツはこれが監督作品としては2つ目で、
これ程までに素晴らしい作品を作ってしまったので、今後が楽しみ。
スタッフロール後にオマケ映像が有るけど、
ゴジラ(2014)→キングコング(2017)→ゴジラ2→ゴジラvsキングコング、
と繋がっていくレジェンダリー・ピクチャーズの怪獣ユニバースへの期待も高まる。