■総評(GOOD)
・映像の綺麗さ、音楽と映像の相乗効果が「君の名は。」より更にパワーアップ
・中盤までのワクワクする展開は文句なく素晴らしい
・個性豊かなサブキャラクター達
■総評(BAD)
・後半の展開はかなり好みが分かれそう
決して悪い意味ではなく、褒め言葉で、
「2時間有るミュージックビデオ」という印象を受けた映画だった。
より「映像美」と「音楽」を強調した作品で、最高の体験を出来たと思う。
是非とも大きなスクリーンと良い音響の有る劇場で見て欲しい。
とにかく映像と音楽による演出が素晴らしいので、それを見るだけで価値が有る。
ストーリーも、前半のワクワクする展開は、誰が見ても文句なく楽しめるだろう。
問題は後半の展開。
ネタバレになるので詳しくは言えないが、
否定的な感想を持つ人が多くなるのは仕方ないと思う。
個人的にも主人公の言動には全く共感出来なかったが、
それはそれとして、あの展開は非常に面白かったと思う。
「君の名は。」は新海誠色を出来る限り薄めた事で成功したと思うが、
今回は新海誠のエゴイズムを大爆発させつつも、
エンタメ作品としてちゃんと面白い作りになっていたように感じた。
それと、バイト先の上司、そこに居るお姉さん、ヒロインの弟、
といったサブキャラクター達が凄く個性的で良いキャラクターだった。
小栗旬と本田翼という声優業が本職じゃない人の起用に関しても、
小栗旬は一流の声優のように演技が上手かったし、
本田翼も序盤はちょっと怪しかったが途中からは違和感を覚える事が無かった。
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