この映画、出来る限り予備知識無しで見た方が良いので、感想を書くのが非常に難しい。
しかし、間違いなく面白い。最高に面白い。
思わずグッズのTシャツを買ったくらいに面白い。
ゾンビ映画ではあるので、残酷描写が苦手な人にはオススメできないが、
そうでなければ「最近のオススメ映画は何?」と聞かれたら「カメラを止めるな!」と答える。
地方では公開が遅かったので8月終わりになってようやく鑑賞できたが、
ネタバレを避け、
「なんだかよく分からんがスゲェ映画」という最低限の知識だけで見れて本当に良かった。
予告編すら見ずに行ったけど、これも大正解だった。
鑑賞後確認したが、あの予告編ははっきり言ってクソ過ぎる。
ネタバレ有りの感想や解説は既に沢山出ており、
今更僕が書くまでもないのがちょっと残念。
恐怖、笑い、感動、
凝りに凝ったカメラワーク、練りに練られた脚本、素晴らしい編集。
映画に求められるありとあらゆる要素が詰まっていて、
今後の映画を語る上でこの作品を外すことは絶対にできないだろう!
と思えるほどのパワーが有った。
「パルク・フィクション」とか「メメント」等もそうであったが、
低予算であるがゆえに最低限の役者しか使えないので、
無駄なキャラクターが居ないというのはプラス効果だよなぁと思う。
無名の役者ばかりなので先入観なく見れるのも良かった。
どうやら作品の権利関係で多少モメているようだが、
(拡大公開時になってクレジットに原案を載せた辺りが問題になってる?)
しかし、これだけのクオリティで映画に仕立てた監督の力量は間違いなく一級品だと思う。