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【感想】攻殻機動隊SAC2045(4~7話)【ややネタバレあり】

1~3話の感想はこちら

【感想】攻殻機動隊SAC2045(1~3話)【ネタバレ無し】 - 椅子と椅子の間から観る

 

 

今回は話に一区切りついた第6話までと、

1話完結方式である第7話の感想。

 

ネタバレ……という程ではないと思うものの、

ストーリーの展開についてはそれなり触れるので、

まっさらな気持ちで視聴したい人は注意。

 

 

第6話までで話が一段落し、ようやく物語の軸が見えた。

笑い男」「個別の11人」のようなキーとなる存在として「ポスト・ヒューマン」が登場。

 

9課のメンバーも集合し再始動、という流れで、

ここから本格的にSAC2045という作品が始まりそうだ。

 

ただ、正直、話のテンポが遅く密度が薄いなあと感じてしまう。

 

6話かけてやった話は3話程度でまとめて、

もう3話で一話完結型の話をしつつメインストーリーにも繋げていく、

という従来のやり方にして欲しかった。

 

と言うのも、1話完結方式である第7話が凄く面白かったからだ。

現実社会での問題を風刺したネタで楽しめて、

「こういう話こそSACに求めていたんだよ!」と思った。

 

やっぱりバトーくん格好良いよバトーくん。

 

SAC2045のファーストシーズンは全12話なので、

6話かけてようやく話の本筋に入ったというのは、

うーん、面白いのは確かだけど、なんだかなぁ、という印象。

 

あと5話で話がまとまるとも思えないし、どうなるんだろうか?

もう1話完結方式の回は無いだろうなあと思えるのも残念。

 

12話で一応のまとまりがついて、満足できる展開になっていれば良いのだけれど。

 

現時点では「面白いには面白いけど、普通程度に面白いアニメ」という感じで、

過去シリーズ程のワクワク感は無い、というのが正直な感想。