■総評(GOOD)
・少年少女の成長を描いた冒険活劇として非常に面白い
■総評(BAD)
・演出過剰でホラー映画としてはイマイチ
面白かったけれど、
ホラー映画としてはどうなんだ?という評価の難しい映画だった。
基本的に大きな音やショッキングな映像で驚かせる方向性なので、
いかにも一昔前のアメリカのホラー映画という感じでイマイチ。
音楽も微妙に浮いてて、うるさく感じてしまう場面が多かった。
ただ、この辺りは舞台設定の80年代に合わせて、
映画自体の作りをあえてちょっと古い感じにしているのかもしれない。
それにしても、肝心のペニーワイズ(ピエロ)があんまり怖くなかったのは残念。
この映画は少年少女の成長や冒険を恐怖を軸に描いた作品で、
本質的にホラーというよりは「スタンド・バイ・ミー」のような映画に近い気がする。
また、僕は未読だが原作小説がそもそも結構な長さであるらしく、
映画も続編ありきのような作りなので、この1本だけで評価するのがまた難しい。
とは言え、
「ぜひとも続編を作ってくれ!観たい!」と思えたので、
成功してはいると思う。