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【マーベル】ムーンナイト 1話感想【ネタばれ有り】

ディズニープラスで配信のマーベルのドラマ、「ムーンナイト」の感想記事。

 

新しい回が公開される度、随時更新予定。

 

 

第一話

おおよそ事前に告知されていた、あらすじ通りの内容。

 

主人公であるスティーヴン・グラントは、

寝ている間勝手に動き回る症状に悩まされている。

 

本人は気付いていないが、解離性同一性障害であり、

自身が寝ている間にもう一つの人格(マーク)が行動しているのである。

 

ティーブンは博物館のレジ係をしている冴えない一般人だが、

マークは傭兵業をしている模様。

 

ティーブンは気付くと知らない場所(洋風の城が建つ、ヨーロッパ風の街)におり、

銃を持った男たちに襲われる。

 

マークが何らかの目的で城に侵入して、

怪しげな宗教団体から黄金のスカラベを盗んだ所、

意識がスティーブンに戻ってしまったようである。

 

宗教団体のリーダーはアーサーと名乗っており、

ティーブンからスカラベを取り返そうとする。

 

謎の団体から攻撃を受け、追い込まれると意識が飛び、

目覚めると周りの人間が血だらけになって倒されている。

 

第1話は徹底してスティーブンの目線で描かれるので、

「度々記憶が飛んでいる」という奇妙な感覚を楽しめるのが面白かった。

 

もう一つの人格であるマーク以外にも、

ティーブンの脳内に話しかけてくる謎の声も有り、

今までのMCU作品と比べかなりサイコ&ミステリー要素が強い。

 

今回は直接的にアクションを描くシーンがほぼ無いが、

それでも痛々しさが伝わってくる暴力的な描写も特徴的。

 

1話のラストで「ムーンナイト」に変身し、

襲ってきた犬のような怪物を徹底的に殴って殺した所で終了。

 

まだまだどんなストーリーになるかも予想がつかないが、

今までのMCUに無かったサイコ感と、

ティーブンのキャラクターの良さが魅力的。

 

このシリーズは現在のMCUに直接繋がらないとの事だが、

ムーンナイトは今後10年間登場するとも言われており、

この強烈なキャラクターがどういう形でMCUに関わっていくのか楽しみだ。