エンドゲーム後、家族と平和に暮らしていたホークアイことクリント・バートン。
アベンジャーズのNY決戦を見てホークアイに憧れた少女、ケイト。
とある事情でこの二人が出会い、
事件に巻き込まれていくというのがおおまかなストーリー。
■1話
・ホークアイに憧れる少女ケイトは弓術を始め様々な武術を習い優秀な成績を収める
・母親の経営する警備会社に勤めるようになる
・母親の再婚相手(ジャック・デュケイン)とその叔父(デュケイン三世)が怪しいので後をつけた所、闇オークションに潜入
・そこでローニンの刀とスーツが競売にかけられていた
・そこへマフィアが襲撃、ケイトは混乱の中ローニンのスーツを着て顔を隠し、
マフィアと戦いつつ逃走
・母の再婚相手のジャックは刀マニアであるらしく、ローニンの刀を盗む
・逃走中にマフィアに噛み付いていた犬を拾い、連れ帰る
・デュケイン三世の家に潜入した所、デュケイン三世が殺害されているのを目撃
・闇オークションとデュケイン三世宅から逃げる姿を目撃され、
ローニンが久々に現れて暗躍している?とニュースになる
・そのニュースを見たクリントがローニン姿のケイトがマフィアに追い詰められているのを発見、二人が出会う
というのが1話のざっくりとした流れ。
冒頭ではクリントが家族とアベンジャーズを題材にしたミュージカルを見に行くが、
ナターシャを失った事を含めアベンジャーズでの活動がトラウマになっている模様。
■2話
・クリントとケイトは話をするためケイトの部屋に移動
・状況を説明しているところでマフィアが襲撃してきて、火事になる
・仕方なくローニンのスーツを置いて逃げる
・留守にしているケイトの叔母の家に逃げ込む
・クリントがスーツを回収しに戻るも、消防員が盗んでいた事が判明
・消防員がスーツを着てコスプレ大会に出ている所へ行き、スーツを返してもらう
・ケイトはジャック・デュケインが事件に絡んでいると睨み、母親と三人で食事している途中でフェンシングの勝負を挑む
・ジャックが手を抜いてわざと負けている事に気づき、ヘルメットを取って油断したところを攻撃
・するとジャックは見事な反応を見せてケイトの剣を叩き落とす
・やっぱりジャックが怪しいと確信するが、その場では追求せず家を出る
・クリントはローニンに恨みを抱いているマフィアと決着をつけるため、わざと捕まる
・ケイトはそれを知らず、クリントのピンチだと思って駆けつけるが、ドジを踏んで一緒に捕まる
というのが2話の流れ。
あまり大きな事件ではなく、
あくまでクリントとケイトな個人的なドラマがメインという感じ。
ただ、ジャック・デュケインは原作コミックではソーズマンというヴィラン(時にはヒーロー)として登場しているとの事なので、
今後のシリーズでも出てくるかもしれない。
ケイトの母親が大きな警備会社を経営しているというのも、
ケイトがホークアイを継いだ時に後ろ盾に成るかもしれない。
■3話
・ジャージマフィアのリーダーは、耳が聞こえないマヤ・ロペスという女性
・マヤはローニンに父親を殺されており、ローニンを恨んでいる
・そのためケイトとクリントを尋問しようとするが、クリントが隙きを突いて逃げ出す
・ケイトとクリントは改めてジャックを調べるために、母の家に侵入
・そこでローニンの刀を持ったジャックが、クリントの喉元に刀を突きつける
というのがざっくりとした流れ。
今回重要なのが、マヤの過去。
ハッキリとは描かれていないが、
デアデビルのヴィランであるキング・ピンの存在を匂わせている。
幼いマヤのほっぺたをムニムニする叔父が出てくるのだが、
この叔父がキング・ピンである可能性が高い。
ただ、今回かなり遠回しに描写していたので、
今後Netflixで展開していたシリーズを合流させる事も出来るよう、
可能性を用意しただけかなとは思う。
しかし今回のシリーズは
意図的にニューヨーク内の小規模な事件にしている感じがする。
世界観が拡大し続けるMCUの中で、
こういった規模感の作品が有るのも凄く良いなと思う。
■4話
・ジャックは侵入者がホークアイだと気付き、ケイトの説明もあって(一応)和解
・クリント、ケイト、ケイト母、ジャックで互いを探りあう不穏なお茶会
・ローニンの刀を持っていたジャックをクリントも怪しんで、調査
・ジャックの会社がジャージマフィアの資金洗浄を行っていると判明
・オークション会場に出品されていた腕時計(※1)を取り返すためにクリントとケイトで行動開始
・マヤの部屋にケイトが侵入し、腕時計を回収。しかしそこをマヤに襲われる。
・同時に、見張りをしていたクリントも、
映画「ブラック・ウィドウ」で登場したナターシャの妹であるエレーナに襲われる。
・エレーナはマヤにも襲い掛かっており、二人は同盟関係ではない模様
・エレーナはその後逃走
・ブラック・ウィドウまで関わって来た事で、クリントはケイトに協力関係の解消を突き付ける
といったのが4話の流れ。
まず「※1」の腕時計について。
ジャージマフィアがオークション会場から盗もうとしたこの腕時計、
元々は誰の物で、ジャージマフィアは何を目的に盗んだのか今だ謎のまま。
クリントが今回
「引退した仕事仲間の物」「その腕時計から身元がバレる」
といった発言をしている事から、
おそらく元キャプテン・アメリカであるスティーブ・ロジャーズの物と思われる。
が、それが何を意味するかは不明だ。
また、ナターシャの妹であるエレーナがの目的も不明である。
映画「ブラック・ウィドウ」のオマケ映像で、
ヴァレンティーナ(ファルコン&ウィンターソルジャーに登場した謎のエージェント)が、
エレーナに対しクリントが次のターゲットだと告げるシーンは有った。
ゆえにエレーナ個人の行動の結果ではなく、
その後ろにはヴァレンティーナを含む組織の思惑が有るはず。
それがこのドラマ内で語られる事になるのか、
今後の映画やドラマに繋がるのか分からないが、
映画とドラマで複雑に絡み合い広がり続ける話が今後ちゃんとまとまるのか、
期待半分不安半分だ。
■5話
・クリントから別れを告げられ、一人で部屋に帰ったケイトの元にエレーナが登場
・クリントのせいでナターシャが死んだと思い込んでいるエレーナは、クリントを恨んでいる
(この辺り、ちゃんと事実確認すれば良いし、
エレーナがクリントをそこまで恨む事に全く共感できないのでイマイチ話に入り込めない。)
・ケイトは「クリントは根は善人だ」と説得するが、エレーナは受け入れずに立ち去る
・一方、クリントはマヤに「これ以上自分や家族を追うなら殺す」と警告しに行く
・また、マヤの父親を殺すようローニンを仕向けたのは、マヤの片腕でありジャージマフィアのNo.2であるカジである告げる
・マヤはローニンとカジ、どちらを信じて良いか迷っている様子
・マヤはカジに対し疑うような発言を直接したので、カジはマヤが自分を疑っている事に気付いたと思われる
・そんな中、ケイト母の再婚相手であるジャックは、ジャージマフィアと関わりのある会社での不正を暴かれて逮捕される
(「これはハメられただけで、すぐに戻ってくる」と余裕の笑顔で退場。)
・エレーナはクリント暗殺を依頼したのは、ケイトの母であるとケイトに連絡する
・また、ケイトの母親はキングピンと繋がっているという情報も提供
という事で、なんとなんと、
ネットフリックスのデアデビルで登場したキングピンが再登場!
役者もデアデビルの時と同様であることも、スタッフロールから分かるので、
正式にネットフリックスのMCUドラマシリーズが繋がった事になる。
ホークアイは次回で終わりなのでとても話がまとまるとは思えないが、
キングピンの登場は今後のMCUに大きな影響を与える事間違いなし。
キングピンは原作ではスパイダーマンの宿敵でもあるので、
スパイダーマンの新シリーズにも影響してくるかも?
■6話
・ケイト父がキングピンから多額の借金をしていた為、
ケイト母はキングピンに従って裏社会の仕事をしていた
・その一環で、婚約者の叔父を殺害し、婚約者に罪を被せた
・が、もうこんな仕事は限界だと、ケイト母はキングピンとの協力関係を一方的に解消
・その事実を知ったケイトは母と話をするため、また、
ホークアイはケイト母の身が危険なので守るためにパーティ会場へ乗り込む事にする
・マヤはキングピンと話をし「休みが欲しい」と立ち去る
・ケイト母とマヤ両方が離れていく事に怒ったキングピンは、ケイト母とマヤの殺害をカジに命令する
・パーティ会場にはエレーナも現れ、
ケイトvsエレーナ、ケイト&クリントvsジャージ・マフィア、クリントvsエレーナ、
マヤvsカジ、ケイトvsキングピン等、あちこちで戦闘が発生
・ついでに、釈放されたケイト母の婚約者ジャックもジャージ・マフィアと勇敢に戦う
・エレーナはクリントをボコボコにするが、真実を聞いて和解
・マヤは自分を殺そうとしたカジともみ合いになり、カジを殺してしまう
・ケイトは母親と話し合うが話は平行線で、母を警察に突き出す
(母は
「貴方の為にやったのよ!」
「クリスマスに母親を逮捕させるのが貴方の正義なの?」
等々、自分勝手なことばかり言うクズっぷりであった。)
・キングピンと1対1で戦い、生き延びたケイトの事をクリントが高く評価する
・逃げるキングピンの前にマヤが現れ、マヤがキングピンに発砲
(ただし、二人を映さず銃声がしただけなので、明確にどうなったかは不明)
・クリントとケイトと犬で、クリントの家に行きクリスマスパーティ
・盗まれた腕時計は、クリントの妻の物で、クリントの妻はシールドの元職員であった事が判明する
・クリントがケイトにホークアイ二代目を襲名させる事を匂わせて終了
・オマケ映像で、一話目のアベンジャーズ・ミュージカルのフルverが流れる
複数の話が同時に展開し、アクションも盛りだくさんで、大満足の最終話だった。
エレーナにナターシャ死亡の真実を伝え、
ホークアイをケイトに受け継がせたクリントは、
これで完全に引退する事になるだろう。
キングピンは折角登場したのに、これで死亡したとはとても思えない。
マヤは今度単独ドラマの主人公になる事が決定しているので、
キングピン関連の話はそちらで続く事になるだろう。
ケイトとエレーナが絡むシーンは凄く面白かったので、
この二人の今後の活躍も楽しみ。
二人で二代目ホークアイ&ブラック・ウィドウのコンビになりそう。
ケイト母がクリント殺害依頼を出したとの事だが、
エレーナにそれを実行させたのはヴァレンティーナなので、
ヴァレンティーナの属する組織とキングピンにも繋がりが有りそうだ。
広がり続けるMCUの今後に要注目だが、
流石に登場人物や組織が増えすぎて全てを把握するのは難しくなってきた……。